1曲目からいきなりATCQのサンプリングネタ。おお、きたっ。当時(90年代前半)は、レコードを聴いていてネタを発見すると「きたっ」と絶叫していた。続けざまにアレステッド・ディブロップメントのネタも発見。また、きたっっ。この時点で大アタリ。盤を返…
カーティス・メイフィールドがステイプル・シンガーズをプロデュース、この取り合わせをきいてきっとロビー・ロバートソンあたりは興奮のあまり発狂したのではないだろうか。しかし夢の共演っていうのは実現してしまうと、まあこんなとこかなあという結果に…
キュンと可愛らしい名曲「Cashing In」を含む前作『The Voices Of East Harlem』は素晴らしいアルバムだが、続く本作も同じくらい素晴らしい。前作のほうが人気ありそうなので、こっちを挙げておきますが、どうせ聴くときは2枚セットです。この2枚はリロイ…
いつ頃いかなる経緯で購入したのか不明な1枚。しかも紙ジャケ。女性ボーカルグループってことだけ覚えてる。あ、これスタックスじゃんか。ヘイズ&ポーター制作。なあんだ早く言ってよーってことで聴いてみたら、今の私にはもろストライクゾーンでした。 ラ…
なんつってもビートルズで有名な「Please Mr.Postman」がインパクト大ですが、お目当ては映画コミットメンツでも使われた「Destination:Anywhere」、これサイコー。渋ポップなメロが沁みる。そして「Here I Am Baby」の悩殺セクスイな歌い出しにハマる。曲も…
スタックスに続いてついに。ずっと苦手だったモータウンがマイブームとなりました。私のリスナー人生で初です。70年以降のスティービーとかマービンはもはやモータウンどうのていう存在じゃないので、初モータウンブームなのです。それも今、女性ボーカルも…
ポインター姉妹は、ちょうど僕が洋楽聴き出した頃売れてましたねえ。83年とか84年とか、そのくらいだと思いますけど。でも別に興味なかったっていうか、むしろバカにしてたかもしれません。で、ずいぶん後でこのファースト(?)で再会しましてブッ飛ばされ…
ダン・ヒックスに続き、なんとなくそれ系(何系といっていいか判んない)なんだが、実はこれ、買った記憶がまったくない。もしかして借り物か? ま、いいや。ほとんど初聴きの感触。お、これにも「Lazybones」入ってるじゃんか。 しかしこれ、僕としては正直…
うーん。イイ。買ったはいいけど今日までほとんどまともに聴いてなかった。 これファーストかな。後のアルバムとやってる音楽は基本的に同じだと思うけど、どことなく未整理でアヤシげな感じがして好き。女性コーラスが気持ちイイ。まったりと愛嬌たっぷりの…
こりゃまた久々。聴いてるうちにすっかりなごんでしまった。断然マリアちゃん贔屓の僕としては、ジェフ率の高いこのアルバムはちょっと印象悪かったんだけど。でもあらためて聴くと、枯れた味わいのジェフ歌もイイですなあ、「Lazybones(なまけ者)」なんて…
殿下が提供した「Love Song」、これサイコー。スゴイ。クレジット上はマドンナと共作/共同プロデュースってことになってるみたいだけど、どう考えてもプリンスだろこれ。どこをどう聴いても。だって明らかに浮いてるよアルバムの中で、この曲。スゴ過ぎて。…
10分を超える「Love Bizarre」は殿下ファンクの雛形みたいな曲だ。殿下はこういう判りやすいアウトプットはご自身の作品よりも、子分どものアルバムにさりげなく配すのがお好きらしい。 2と4を極端に強調したワンツービートと、頭の拍からジャストで入るやや…
シンニードオコナーが大ヒットさせた「Nothing Compares 2 U」の元バージョンが収録されたアルバム、以上。誠に遺憾ながらそれが世間における本作の認識である。しかしナメてはいけない。これは数ある殿下プロダクションの中でも屈指の名作である。 それもそ…
再発見。このサントラ盤は、僕が貪るように聴くのをやめてしまった最初の殿下作品なのだが、今にして冷静に聴くならば、そうとうイイ。 本作におけるプリンスは、全編にわたりいつになく真っ当な黒さを発揮しており、異端でありつつも実は最も正当なるソウル…
ジャケがあまりにもセクカッコイイもので思わずベスト盤を買ってしまった。 やっぱり例のハイサウンドが確立された73年頃の曲がイイですねえ。ちゃんとアルバムで買うべきだったかもなあ。くそ。 中でも名曲/代表曲の「I Can't Stand the Rain」、この抑制…
ディラン聴きたくなるのは、あんまり音楽聴く気がしない時なんですよ。ロウな気分にマッチするっていうか、ダラ〜っとあんまり乗らないで聴く(というより流しておく)と気持ちいい。 白状すると、ディランてあんまりちゃんと聴き込んでないんです。これとい…
これも完全に友達の影響なんだけど、自分にとってレゲエといったらジャッキー・ミットゥなんですよ。とにかくミットゥのレコード見つけたら買え!みたいな感じで集めてたんで、訳も判らずやたら持ってます。スカタライツのオルガン奏者だなんてのはたぶん後…
ダブといえば、友達んちでなんかのレコード(なんだか忘れた)聴かされて初体験したのだが、これレゲエじゃんって言って死ぬほどバカにされた(そりゃそうだ)のを覚えている。 ダブのトラックの抜き差しっていうのは、基本的にヒップホップのトラック作りと…
レゲエの連中ってアメリカのソウルミュージックが好きですよね。ウェイラーズの場合はインプレッションズなんかの影響が顕著ですが、このメイタルズは完全にスタックスです。もうほとんどオーティスがレゲエやってる感じですよ。このガッツ(という言葉がよ…
レイドバックし過ぎ。最高です。『解禁せよ』なんて邦題がついてますが、「せよ」などという好戦的なもんじゃなくて、解禁しよ〜よ〜いいじゃ〜んヘラヘラ、て感じですね。全編通して、もうろうと焦点定まってない雰囲気が伝わってきます。 なんつってもタイ…
まったくこの人の、イイものを嗅ぎ分けるセンスには脱帽ですね。いっそギターなんか置いちゃって、ペンを持ってもらいたいですね。音楽の良き紹介者として。クラプトンの愛聴レコ500選、とか。そんなのあったら大喜びで端から順に聴いていきたいです。そのく…
前作『Burnin'』で切れまくっていたリズムをさらに、研ぎ澄ますにもほどがあるだろうというほどに研ぎ澄まし、バンドとしての肉体性が希薄になっちまうくらいの恐るべき隙間クールネスを実践。リズムボックスまで持ち出し、冷え冷えしてるのにじわじわ高揚さ…
ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーが在籍したオリジナルウェイラーズとしては最後のアルバム。本来、本作までの名義は「Bob Marley &」なしの「The Wailers」なんであり、実際、内容的にもウェイラーズというグループとしての音作りはこの『Burnin'』…
もう、本当にとてつもないレコード。ボブ・マーリーの作品はどれもこれも素晴らしいが、特にアイランドでの最初の3枚は格別。 それらはレゲエの代名詞的な存在でありながら、同時にレゲエとしては相当特異なものであるようにも感じる。僕などはもうほとんど…
アイランドでドカンと当たる前のトロージャン音源。オリジナルアルバムなのか編集盤なのか、そのへんはよくわからない。プロデュースはリー・ペリー。2枚組LPで、2枚目はカラオケです。 アイランドでの一連の作品は、もちろんレゲエなんだけどそれ以上にす…
ロック界初の宅録アルバム!でしょ? これはほんとにスゴイ作品だと思いますね。まず出したということがスゴイ。発表当時、本作をクズ扱いした批評家どもこそクズだ、キサマらの大好きなサージェント・ペパーズに次ぐコンセプトアルバムじゃないか、わかりま…
実はずっと苦手でした。ジャニスは自らをブルースシンガーと呼ぶけれど、ブルースとは本当にこれほどまでに痛いものなのだろうか。おれはそうは思えない。ヤツらにはもっと余裕みたいなものがある。少なくとも音楽という表現行動自体には娯楽や芸としての意…
同時期のアメリカンブラックムービーのサントラが、ちょっと大袈裟でいかにもサントラサントラした作りになっているのに比べ、本作はレゲエの好オムニバス盤という感覚で楽しめる。テーマソング(サイコー!)が2回出てくるところがそれっぽくもあるが、1回…
これは僕が初めて買ったカット盤ということで、それなりの思い入れがあるレコードです。もちろん当時は「カット盤」などという言葉も知らず、ジャケに変な切れ込みがあるぞうなんて言いながらも未知なる世界に足を踏み入れてしまったような興奮を味わったも…
「わたしたちのケンカの原因になった、あのソロモンなんとか(by ローラ)」です。「Got To Get You Off My Mind」は小説『ハイ・フィデリティ』の主題歌みたいな曲ですね。イイ曲だ。じんわりくる。しかし、たしかにこれじゃ踊れないわ。 「Goodbye Baby(Ba…