2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Bob Dylan / Desire (1976)

B

ディラン聴きたくなるのは、あんまり音楽聴く気がしない時なんですよ。ロウな気分にマッチするっていうか、ダラ〜っとあんまり乗らないで聴く(というより流しておく)と気持ちいい。 白状すると、ディランてあんまりちゃんと聴き込んでないんです。これとい…

Jackie Mittoo / Show Case (1978)

JK

これも完全に友達の影響なんだけど、自分にとってレゲエといったらジャッキー・ミットゥなんですよ。とにかくミットゥのレコード見つけたら買え!みたいな感じで集めてたんで、訳も判らずやたら持ってます。スカタライツのオルガン奏者だなんてのはたぶん後…

Better Dub from Studio One (19??)

ダブといえば、友達んちでなんかのレコード(なんだか忘れた)聴かされて初体験したのだが、これレゲエじゃんって言って死ぬほどバカにされた(そりゃそうだ)のを覚えている。 ダブのトラックの抜き差しっていうのは、基本的にヒップホップのトラック作りと…

Toots & The Maytals / Funky Kingston (1973)

TU

レゲエの連中ってアメリカのソウルミュージックが好きですよね。ウェイラーズの場合はインプレッションズなんかの影響が顕著ですが、このメイタルズは完全にスタックスです。もうほとんどオーティスがレゲエやってる感じですよ。このガッツ(という言葉がよ…

Peter Tosh / Legalize It (1976)

PQ

レイドバックし過ぎ。最高です。『解禁せよ』なんて邦題がついてますが、「せよ」などという好戦的なもんじゃなくて、解禁しよ〜よ〜いいじゃ〜んヘラヘラ、て感じですね。全編通して、もうろうと焦点定まってない雰囲気が伝わってきます。 なんつってもタイ…

Eric Clapton / 461 Ocean Boulevard (1974)

DE

まったくこの人の、イイものを嗅ぎ分けるセンスには脱帽ですね。いっそギターなんか置いちゃって、ペンを持ってもらいたいですね。音楽の良き紹介者として。クラプトンの愛聴レコ500選、とか。そんなのあったら大喜びで端から順に聴いていきたいです。そのく…

Bob Marley & The Wailers / Natty Dread (1974)

B

前作『Burnin'』で切れまくっていたリズムをさらに、研ぎ澄ますにもほどがあるだろうというほどに研ぎ澄まし、バンドとしての肉体性が希薄になっちまうくらいの恐るべき隙間クールネスを実践。リズムボックスまで持ち出し、冷え冷えしてるのにじわじわ高揚さ…

Bob Marley & The Wailers / Burnin’ (1973)

B

ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーが在籍したオリジナルウェイラーズとしては最後のアルバム。本来、本作までの名義は「Bob Marley &」なしの「The Wailers」なんであり、実際、内容的にもウェイラーズというグループとしての音作りはこの『Burnin'』…

Bob Marley & The Wailers / Catch a Fire (1973)

B

もう、本当にとてつもないレコード。ボブ・マーリーの作品はどれもこれも素晴らしいが、特にアイランドでの最初の3枚は格別。 それらはレゲエの代名詞的な存在でありながら、同時にレゲエとしては相当特異なものであるようにも感じる。僕などはもうほとんど…

Bob Marley & The Wailers / Soul Revolution 1 & 2 (1971)

B

アイランドでドカンと当たる前のトロージャン音源。オリジナルアルバムなのか編集盤なのか、そのへんはよくわからない。プロデュースはリー・ペリー。2枚組LPで、2枚目はカラオケです。 アイランドでの一連の作品は、もちろんレゲエなんだけどそれ以上にす…

Paul McCartney / McCartney (1970)

PQ

ロック界初の宅録アルバム!でしょ? これはほんとにスゴイ作品だと思いますね。まず出したということがスゴイ。発表当時、本作をクズ扱いした批評家どもこそクズだ、キサマらの大好きなサージェント・ペパーズに次ぐコンセプトアルバムじゃないか、わかりま…

Big Brother & the Holding Company / Cheap Thrills (1968)

B

実はずっと苦手でした。ジャニスは自らをブルースシンガーと呼ぶけれど、ブルースとは本当にこれほどまでに痛いものなのだろうか。おれはそうは思えない。ヤツらにはもっと余裕みたいなものがある。少なくとも音楽という表現行動自体には娯楽や芸としての意…

Jimmy Cliff / The Harder They Come (1972)

JK

同時期のアメリカンブラックムービーのサントラが、ちょっと大袈裟でいかにもサントラサントラした作りになっているのに比べ、本作はレゲエの好オムニバス盤という感覚で楽しめる。テーマソング(サイコー!)が2回出てくるところがそれっぽくもあるが、1回…

Isaac Hayes / Tough Guys (1974)

HI

これは僕が初めて買ったカット盤ということで、それなりの思い入れがあるレコードです。もちろん当時は「カット盤」などという言葉も知らず、ジャケに変な切れ込みがあるぞうなんて言いながらも未知なる世界に足を踏み入れてしまったような興奮を味わったも…

Solomon Burke / The Best Of Solomon Burke (1989)

RS

「わたしたちのケンカの原因になった、あのソロモンなんとか(by ローラ)」です。「Got To Get You Off My Mind」は小説『ハイ・フィデリティ』の主題歌みたいな曲ですね。イイ曲だ。じんわりくる。しかし、たしかにこれじゃ踊れないわ。 「Goodbye Baby(Ba…

Al Green / Gets Next to You (1971)

A

連続グリーンです、ハイ。マイブームですから。 これは大傑作『Let's Stay Together』のひとつ前だと思うんですが、例の、普通じゃないスイートさを兼ね備えたアル・グリーン・サウンドがまだ完成してなくてですね、もっとストレートにリズム&ブルースして…

Al Green / Let’s Stay Together (1972)

A

いやーこれは大名盤ですね、ハイ。 気安く洗練などという言葉では形容できないこの普通じゃないスイートさは、サザンソウルらしからぬ、と感じつつもスティービー・ワンダーともカーティス・メイフィールドとも違う独特なものです。そしてなんといってもビジ…

Don Covay & The Goodtimers / Mercy! (1964)

DE

マーシー!ストーンズのカバーで有名な「Mercy,Mercy」、たしかこれは『Rolling Stone Classics』にも入ってないよね?これはほんとに良い曲。可愛らしくて且つちょっぴりホロっとくる感じ。 基本的に自作なんですね、ドンさま。インプレッションズのカバー…

A Tribe Called Quest / The Low End Theory (1991)

A

うーむ。スゴイ。このカッコ良さは無敵だ。 実はちょっと冷ややかな気分で針を下ろしたのです、さすがに今聴いたらどうかなーとか思って。そしたらもう、叩きのめされました。まったく色褪せない、などという陳腐な表現は使いたくないですが、まったく色褪せ…

James Brown / Live at the Apollo (1963)

JK

いまさらながら、JBってソウル界において相当特異な存在ですね。所謂「ソウルミュージック」といって想起されるスタンダードなものとは根本的に在り方が違いますよね。ゴッドファーザー・オブ・ソウルでありながらソウルの世界で浮きまくってるという。62年…

King Curtis / Live at Fillmore West (1971)

JK

顔ジャケといえばコレでしょう、とか言いながらかけたら即死。わかっちゃいたけれど。 冒頭の「Memphis Soul Stew」は人類史上もっともイカしたメンバー紹介ですね。リズムに乗せて、紹介されたメンバーが順に音を重ねていくという、まあ言ってみりゃありが…

Van Morrison / Moondance (1970)

VW

どんだけ自分の顔好きなんだよっていう。裏ジャケも顔ですから。逃げ場なし。 これは学生の頃に買って、どこがイイのかカケラも判らずずっと放置。その後、ラストワルツ見た後に再度聴いて、ふーんまあイイんじゃないとか思ってまた放置。それでさっき聴いて…

Mavis Staples / The Voice (1993)

LM

映画『ソウル・トゥ・ソウル』のビデオ観たんですよ久しぶりに。ちょっとホンモノのソウルに触れようと思って。そしたらもうブッ飛ばされましたよ。アイク&ティナも、ウィルソン・ピケットもスゲエんですが、ステイプル・シンガーズの静かなるスゴミみたい…

Creedence Clearwater Revival / Willy and the Poor Boys (1969)

C

実はCCRはあんまり真面目に聴いてなくて。まあ、ロック聴くのに真面目もクソもないですが。アルバムは今うちに3枚あるけど、プラウドメアリーも、雨を見たかいも無いってのは妙にハズしちゃってますね我ながら。それこそベスト盤買っとけばよかったのかも。…

The Rascals / Time Peace: The Rascals’ Greatest Hits (1968)

RS

おれはベスト盤というのはキライだ。お手軽にヒット曲だけツマんで判ったような顔してるのはサイテーでしょう?だいたいポリシーもなくシングルを並べてグレイテストヒッツとか言っちゃう品性の無さがイヤだ。だからベスト盤は買わない。 しかしラスカルズは…

Dan Penn / Do Right Man (1994)

DE

ちょっと趣向を変えて、ライトにサクサク更新してくことにしました。今日はこれ聴いたよ〜ん、て感じで。ここんとこよく音楽聴いてるからね。この機会に。 今日はこれです。ダン・ペン。いぶし銀という言葉はこのアルバムのためにあるんでしょうね。それも、…