B

The Beatles / With The Beatles (1963)

B

デビュー時点で既にとてつもない作曲家であったレノン/マッカートニーですが、僕はこのアルバムにおいては素敵過ぎるカバーの方に耳を奪われがち。特にお気に入りなのが「You've Really Got a Hold on Me」と「Devil in Her Heart」。2曲とも胸キュン度の…

Brian Eno / Here Come the Warm Jets (1974)

B

イーノを知ったきっかけは、デビッド・ボウイのロウ、ヒーローズ、ロジャーの三連打。エノって何者だ?とかいって。それで御本人のアルバムを聴いたらクラクラきた。まさに変態。74年の音楽には聴こえない。確実に3年半は先いってる。でも小難しかったりはし…

Bob Dylan / Bob Dylan (1962)

B

初期では意外なほど聴きやすいのがこのファースト。全般的にアップテンポのカントリー系の曲が多く、もちろん全編アコギ一本の弾き語りなんですが、今にもハネた2ビートのリズムトラックが聴こえてきそうで気付けばノリノリに。最初の一撃に相応しい荒っぽ…

Bob Dylan / The Freewheelin' Bob Dylan (1963)

B

もともとディランはザ・バンド経由で聴きだしたっていう輩ですから、このへんの初期のアルバムはキツイんですよね。そもそも歌詞の内容知らずに(知ろうとせずに)ディラン、ていうかフォーク聴くってのはやっぱりマヌケなことなんだろうなあって思うし。で…

The Beach Boys / Friends (1968)

B

これは素晴らしいアルバムだと思います。この頃ブライアンがドロップアウト中だったてのは本当なんでしょうか。むしろペットサウンズ以降の実験の収穫期に入ったかのような完成度の高さだと思ってます。こっちを先に聴いていれば『Pet Sounds』ももっとすん…

The Beach Boys / Smiley Smile (1967)

B

何かと酷評される本作ですが、僕はそれなりに好きです。たしかにスマイルの残骸/断片の寄せ集めかもしれないし、よくこれ出したなって感じですけど。そんな裏事情を知ったからには、断片集として楽しめばいいじゃんていう。「Good Vibrations」は別格として…

The Beach Boys / Endless Summer (1974)

B

終わりなき夏、などといいながらベスト盤ですね。初期(ペットサウンズ以前)の音源はこれしか持ってないので重宝しています。聴いてるともう、ナイアガラのパロディばかり思い浮かんじゃうけれど、そもそも「Surfin' U.S.A.」なんてそれ自体がチャック・ベ…

Bob Dylan / Desire (1976)

B

ディラン聴きたくなるのは、あんまり音楽聴く気がしない時なんですよ。ロウな気分にマッチするっていうか、ダラ〜っとあんまり乗らないで聴く(というより流しておく)と気持ちいい。 白状すると、ディランてあんまりちゃんと聴き込んでないんです。これとい…

Bob Marley & The Wailers / Natty Dread (1974)

B

前作『Burnin'』で切れまくっていたリズムをさらに、研ぎ澄ますにもほどがあるだろうというほどに研ぎ澄まし、バンドとしての肉体性が希薄になっちまうくらいの恐るべき隙間クールネスを実践。リズムボックスまで持ち出し、冷え冷えしてるのにじわじわ高揚さ…

Bob Marley & The Wailers / Burnin’ (1973)

B

ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーが在籍したオリジナルウェイラーズとしては最後のアルバム。本来、本作までの名義は「Bob Marley &」なしの「The Wailers」なんであり、実際、内容的にもウェイラーズというグループとしての音作りはこの『Burnin'』…

Bob Marley & The Wailers / Catch a Fire (1973)

B

もう、本当にとてつもないレコード。ボブ・マーリーの作品はどれもこれも素晴らしいが、特にアイランドでの最初の3枚は格別。 それらはレゲエの代名詞的な存在でありながら、同時にレゲエとしては相当特異なものであるようにも感じる。僕などはもうほとんど…

Bob Marley & The Wailers / Soul Revolution 1 & 2 (1971)

B

アイランドでドカンと当たる前のトロージャン音源。オリジナルアルバムなのか編集盤なのか、そのへんはよくわからない。プロデュースはリー・ペリー。2枚組LPで、2枚目はカラオケです。 アイランドでの一連の作品は、もちろんレゲエなんだけどそれ以上にす…

Big Brother & the Holding Company / Cheap Thrills (1968)

B

実はずっと苦手でした。ジャニスは自らをブルースシンガーと呼ぶけれど、ブルースとは本当にこれほどまでに痛いものなのだろうか。おれはそうは思えない。ヤツらにはもっと余裕みたいなものがある。少なくとも音楽という表現行動自体には娯楽や芸としての意…

The Beatles / Let It Be (1970)

B

誠に遺憾ながら、僕が最初に聴いたビートルズのアルバムは『Let It Be』である。「家にあった」んである。僕は非常に失望した。なんだこりゃ?これがビートルズか、やる気あんのか。しかし当時の少年の感想は正しかった。実際、4人中3人はやる気なかったのだ…

Bonnie Raitt / Give It Up (1972)

B

『Bobby Charles』と並ぶ、ウッドストック産の傑作。インナーの写真の、そのへんの小屋でセッションして遊んでたら出来ちゃった、みたいな雰囲気。永遠の憧れ。このアルバムは聴く前からずっとジャケだけは知ってて、小洒落たピアノ弾き語りバラード集かなん…

The Band / The Band (1969)

B

じいさんのロックです。このアルバムを作った当時、メンバーの平均年齢はせいぜい20代半ば過ぎくらいでしょ?まだほんの小僧じゃないですか。信じられませんね。「Rockin' Chair」なんて、60歳超えてまだ音楽やってたとしたらその時はこんな曲作れたら渋いな…