James Brown / Love Power Peace Live at the Olympia Paris 1971 (1992)

James Brown / Love Power Peace

「Intro」〜「Brother Rapp」〜「Ain't It Funky Now」と畳み掛ける冒頭の3連打が凄過ぎる。初めて聴いたときは絶句したが、その後いつ聴き返しても絶句する。今日もちゃんと絶句した。この攻撃力はある意味パンク。熱狂度という点においては、僕がこれまで聴いた全音楽の中でも最高だと思う。観客の反応なんかも含めて、ライブという現場でしか生まれ得ない熱気とかパワーが奇跡的な状態で真空パックされたようだ。「Ain't It Funky Now」に曲がチェンジする瞬間は何度聴いても鳥肌立つ。
ところが4曲目以降、いつも僕はダレてしまう。いや、演奏はダレるどころか最後まで凄いテンションを維持してます、念のため。要所にバラードを挟んだいつものアップダウン構成も申し分無い。僕が勝手に燃え尽きてダレるのです。頭の3曲に続けて間髪入れずに「Georgia on My Mind」になだれ込む(その瞬間の解放感がまた最高!)と、すっかりホッとして放心したまま最後までいっちゃう感じですね。いまだにそう。
尚、このライブは撮影されていてブートで映像出回ってます。一日も早く、良音/良画質で正規リリースされることを切に願うものであります。