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Sly & The Family Stone / Back on the Right Track (1979)

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スライのアルバムでまともに評価されているのは、せいぜい74年の『スモール・トーク』まで。それ以降はほとんどカス扱い。ひどい場合は『フレッシュ』(73年)の時点でダメ出ししちゃってる頭カラッポの評論家もいたりして、僕はそんな状況が悲しい。少なく…

Roger Tillison / Roger Tillison's Album (1971)

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ジェシエドのプロデュースが光るスワンプ名盤。ジェシエドは自身のアルバムではややレイドバックし過ぎな傾向がありますが(それも最高なんですけど)、本作ではゴリっとゴツっと攻撃的なサウンドが前面に出ていて、ジェシのギターのエグみもストレートに味…

Stevie Wonder / Music of My Mind (1972)

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ふと、持ってるスティービーのアルバムをひと通り聴き返したんですが、もっともガツーンときたのが『心の詩』でした。次作からの所謂3部作(4部作?)での才能爆発の前夜的な扱いを受ける本作だが、すでに爆発しまくってます。特にA面4曲の流れは感動的。…

The Shirelles / Greatest Hits (1996)

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ひそかに続くガールブーム。ビートルズがカバーした「Boys」と「Baby It's You」を聴きたい、てのもあって。両方ともプリーズプリーズミーですね。この2曲に関しては、割と原曲に忠実なカバーだったんだなと思いました。そして、あっ、これはキャロル・キン…

The Staple Singers / Let’s Do It Again (1975)

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カーティス・メイフィールドがステイプル・シンガーズをプロデュース、この取り合わせをきいてきっとロビー・ロバートソンあたりは興奮のあまり発狂したのではないだろうか。しかし夢の共演っていうのは実現してしまうと、まあこんなとこかなあという結果に…

Sheila E. / Romance 1600 (1985)

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10分を超える「Love Bizarre」は殿下ファンクの雛形みたいな曲だ。殿下はこういう判りやすいアウトプットはご自身の作品よりも、子分どものアルバムにさりげなく配すのがお好きらしい。 2と4を極端に強調したワンツービートと、頭の拍からジャストで入るやや…

Solomon Burke / The Best Of Solomon Burke (1989)

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「わたしたちのケンカの原因になった、あのソロモンなんとか(by ローラ)」です。「Got To Get You Off My Mind」は小説『ハイ・フィデリティ』の主題歌みたいな曲ですね。イイ曲だ。じんわりくる。しかし、たしかにこれじゃ踊れないわ。 「Goodbye Baby(Ba…

The Rascals / Time Peace: The Rascals’ Greatest Hits (1968)

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おれはベスト盤というのはキライだ。お手軽にヒット曲だけツマんで判ったような顔してるのはサイテーでしょう?だいたいポリシーもなくシングルを並べてグレイテストヒッツとか言っちゃう品性の無さがイヤだ。だからベスト盤は買わない。 しかしラスカルズは…

Sly & The Family Stone / There’s A Riot Goin’ On (1971)

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いまだに僕にとって最大の問題作。永遠の謎。偉大なる欠陥品。この『暴動』から最初に喰らった衝撃はその音質だった。はじめて聴いたとき、オーディオが故障したんじゃないかと、冗談ではなく思った。なんだこのモコモコと曇りきった音像は。慌てて他のCDを…

Speech / Hoopla (1998)

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うまく説明は出来ないけど、スピーチはとてもシンガーソングライター的だ。アレステッド・ディベロップメントの「Afirica's Inside Me」は私の「しみるヒップホップ」オールタイムナンバーワンで、今後新たにヒップホップを聴くということはまず無いので、永…

The Staple Singers / Be Altitude: Respect Yourself (1972)

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ザ・バンドの『ラストワルツ』に登場するステイプルシンガーズ、特にメイビスステイプルズの別格的な存在感ときたら他を寄せ付けません。こっちはポケーとだらしなく口を開けてアホ面で見とれるしかありません。リックダンコが「おれだって!」って感じで目…