The Beatles / With The Beatles (1963)

B

デビュー時点で既にとてつもない作曲家であったレノン/マッカートニーですが、僕はこのアルバムにおいては素敵過ぎるカバーの方に耳を奪われがち。特にお気に入りなのが「You've Really Got a Hold on Me」と「Devil in Her Heart」。2曲とも胸キュン度の…

Chuck Berry / The Great Twenty-Eight (1984)

C

チャックベリーの曲は、もちろんのこと先にいろんなカバーバージョンを耳にしていて、オリジナルを初めて聴いたときには、意外なほどアッサリしてるんだなあと思って若干拍子抜けしたような覚えがある。黒人音楽特有のこってり感も無いし、歌もあんまりシャ…

Little Richard / Best of (1991)

LM

69年トロントフェスの映像を見ると、チャックベリーやらボーディドリーやらジェリーリールイスやら、ロックンロールの大御所が続々と登場し圧倒されるのだが、中でも異彩を放ちまくっているのがリトルリチャード。その強烈過ぎる存在感や異様なハイテンショ…

James Brown / Revolution of the Mind (1971)

JK

タイトルもジャケもライブ盤ぽくないが、アポロライブ第三弾。パリライブの『Love Power Peace』と同時期だが、バンドもセットリストも別で、全体の感触も随分違う。録音状態の差もあると思うけど、パリではほとんど殺気みたいなパワーが炸裂していたのに対…

James Brown / Love Power Peace Live at the Olympia Paris 1971 (1992)

JK

「Intro」〜「Brother Rapp」〜「Ain't It Funky Now」と畳み掛ける冒頭の3連打が凄過ぎる。初めて聴いたときは絶句したが、その後いつ聴き返しても絶句する。今日もちゃんと絶句した。この攻撃力はある意味パンク。熱狂度という点においては、僕がこれまで…

James Brown / Live at the Garden (1967)

JK

アポロなんかと比べると目立たないライブ盤で、私などは最近まで完全に未チェックでした。で、ちょうど昨年出た二枚組[Expanded Edition]で初体験したのであります。 まずはオリジナルの本編。コールドスエット前夜のファンク発展途上期ではあるが、そんなこ…

James Brown's Funky People Part 2 (1988)

このコンピ盤には大変お世話になりました。レアグルーヴが盛り上がってた頃って、御大JBと同等かむしろそれ以上にファミリーメンバーの音源(結局は全面的にJBのプロダクションなんだけど)が脚光を浴びてるような雰囲気があって。オイシイところをツマミ食…

James Brown / I'm Real (1988)

JK

初めて聴いたJBのアルバムはこれ。俺がホンモノだ、て強烈なインパクトだったし、なんだかとてつもなくディープなものに触れてしまったような気持ちになった。88年の作品だから当然、プリンス以降/ヒップホップ以降のビシバシなサウンドだが、これが今聴い…

James Brown / It's a Mother (1969)

JK

複雑なリズムアレンジが超スリリングな大傑作ファンク「Mother Popcorn」を筆頭に「Mashed Potato Popcorn」「Popcorn wiht a Feeling」と、謎のポップコーン攻勢に打ちのめされる一枚。100枚くらいあるJBのオリジナルアルバムを漁っていく根性は僕にはあり…

Fred Wesley & The Horny Horns featuring Maceo Parker / A Blow for Me, A Toot to You (1977)

FG

Pファンク版JBズといった趣きのホニーホーンズだが、こうしてJBズと続けて聴いてみると、JBとジョージクリントンではプロダクションの在り方が随分違うなあと改めて思う。録音時期も違うから両者を単純に比較するのもアレですけど。圧倒的にシャープに切り込…

The J.B.'s / Doing It to Death (1973)

JK

JBって僕はもっぱら編集盤頼みで、オリジナルアルバムってことだとむしろJBズのが聴いてる。特にこのセカンドが好きでよく聴いた。ファーストやサードもイイんだけどね、ズバ抜けてイイです、セカンドは。中でもタイトルトラックのヒリヒリするような研ぎ澄…

Mighty Tom Cats / Soul Makossa (19??)

LM

こんなんもあった!アフロ週間継続中。これはなんと言ってもマヌディバンゴの表題曲が有名ですが、正直私はこのカバーとオリジナルの聴き分けがつかない。まあカッコイイからイイですけど。それよりもアルバムとしてかなり面白いですねこれ。アフロビート云…

Har-You Percussion Group / Har-You Percussion Group (1969)

HI

ここ最近、パーカッションがバコバコなやつをカラダが求めてまして、なんかねえかっつって棚見てたらこんなの持ってました。パーカッショングループって、まず名前がストライク。ラテン系。どうもその筋の人にはド定番の1枚らしい。たぶん私はワケも分から…

Miles Davis / On The Corner (1972)

LM

ジャズ苦手または知らない奴(自分含む)が持ってる率ナンバーワンのマイルスはこれだろうきっと。よく言われるのが、スライに思いっきり触発されて作ったアルバムってことで、勿論それに異論はないけれど、じゃあ本作のファンクがそれほどスライ的かという…

Fela Ransome Kuti & Nigeria 70 / The '69 Los Angeles Sessions (1993)

FG

アフロビートを聴こう週間です! と息巻いてみたものの実は全然知らなくて。フェラクティも有名なアルバム持ってないし、結局これ1枚だけ。てことでしばらくはこの貴重な1枚を聴き込むことに。最後に聴いたのは随分前でもう内容ほとんど忘れてたけど、意外…

Van Dyke Parks / Discover America (1972)

VW

トロピカル三部作を聴く合間に、当時の細野さんが参照したであろうアルバムをあらためて聴いていくとけっこう面白い。ヴァンダイクのこれなんて、おれずっと苦手だったんだけど、全然印象変わった。どうもこれまで、名盤を拝聴!的な、これわかんないとマズ…

Martin Denny / The Very Best of Martin Denny The Exotic Sounds (1988)

LM

ハリー細野のトロピカル三部作があらためてぐっとくる今日この頃、ちょっぴり深入りして聴いてみました。とはいえ、えっマーティンデニーってジャケの女の人じゃないの?てのは冗談として、この方面にはさっぱり疎い私ですから、いいも悪いもわかりません。…

Led Zeppelin / III (1970)

LM

なんだか無性に聴きたくなって。針を落として「移民の歌」が始まったときはやっぱりやめようかなと思ったけど(笑)、「フレンズ」が良くて持ちこたえた。予想通りというか、やはりアコースティックなB面が素晴らしかった。最高といってもいいくらい。特に「…

XTC / Nonsuch (1992)

XYZ

XTCなんだから、と変態やヒネクレを期待してかかると肩すかしを喰らうけれど、それはそれとして、肩の力を抜いて向き合えばとても素敵な作品だ、と今日あらてめて思いました。XTCらしからぬ清涼感が実に心地良いです。変態/ヒネクレの果てに放つ清涼だから…

Talking Heads / Little Creatures (1985)

TU

あらためてトーキング・ヘッズはイイなあと。ゴリゴリのイーノ時代ももちろんイイのだが(ダジャレじゃないすよ)、今聴いて一番気持ちイイのは(ダジャレじゃないってば)この『リトル・クリーチャーズ』なのです。なにしろポップで、ヘッズらしからぬほん…

Brian Eno / Here Come the Warm Jets (1974)

B

イーノを知ったきっかけは、デビッド・ボウイのロウ、ヒーローズ、ロジャーの三連打。エノって何者だ?とかいって。それで御本人のアルバムを聴いたらクラクラきた。まさに変態。74年の音楽には聴こえない。確実に3年半は先いってる。でも小難しかったりはし…

Van Morrison / Saint Dominic's Preview (1972)

VW

ここ一年ほど、ひそかにハマってるのがヴァンさまです。もっともソウルを感じる白人シンガー、とPバラカン氏のお墨付きですが、私めも実に長い年月をかけてそれに同意するに至りました。至りつつあります。見た目のカッコ悪さに反し、あらゆるルーツミュージ…

Fairport Convention / Liege & Lief (1969)

FG

最近、地味にじわじわとこのアルバムの良さが分かってきたような気がします。ブリティッシュフォークとかトラッドとか、僕はさっぱり門外漢なのでなんとなく尻込みしてしまうのだが、まあ難しく考えずに「イギリスのザ・バンドみたいなもんかしら」て気持ち…

The Police / Outlandos d'Amour (1978)

PQ

レゲエロック、カッコイイね〜。セカンドも悪くないけど、俺はこのファーストがしっくりきます。この時期、意図的にパンクっぽさを出してるイヤラシさっていうかシタタカさも、むしろ清々しいと思う。なんといっても「Roxanne」が強烈。ベース&ドラムが頭の…

Elvis Costello / My Aim Is True (1977)

DE

コステロはあまり熱心に聴き込んだことがありません。初体験は『スパイク』で、そのあと初期のアルバムを数枚聴いて、それから『マイティ・ライク・ア・ローズ』を新譜で買って(後年売ってしまいました。。)、その年(か翌年)の来日公演は行った。たしか…

Jazz Juice 1 (1985)

ジャズを聴く。たまには、ね。 しかし残念ながらジャズのレコードは全然持ってないのでコンピに頼る。このシリーズは何故か結構持ってる。たぶんその頃、こういうの買うのがカッコイイと思ったんだね(笑) で、イイね。予想外に楽しめた。でも半分はサンバ…

The Beatle Classics (1989)

いやー、今年後半はよくビートルズを聴きました。特に初期(私の定義ではヘルプまで)のアルバムをこんなにじっくり聴いたのは初めてかもしれない。で、その仕上げってわけじゃないけど、前から欲しかったカバー元曲集をようやく手に入れました。ビートルズ…

The Mothers of Invention / Freak Out! (1966)

LM

ザッパ。長年、頭の片隅で気になり続けていたものの結局これまで聴かずじまいでした。ならいっそのこと手を出さないで済まそうか、そのほうが賢明なのではないかと思いつつも、先日発作的に入手しちゃいました。そんなわけで今になって、なんじゃーこりゃー…

Sly & The Family Stone / Back on the Right Track (1979)

RS

スライのアルバムでまともに評価されているのは、せいぜい74年の『スモール・トーク』まで。それ以降はほとんどカス扱い。ひどい場合は『フレッシュ』(73年)の時点でダメ出ししちゃってる頭カラッポの評論家もいたりして、僕はそんな状況が悲しい。少なく…

Moonriders / Moonlight Recital 1976 (2005)

暗く聴いてください、というMCの通り徹底的にしっとり系で攻める前半が「君と旅行鞄」からスタートするため、ぱい〜ライダーズの連続性をすんなり受け入れられるライブになってます。個人的にはなんといっても「火の玉ボーイ」「スカンピン」と続くとこがハ…