James Brown / It's a Mother (1969)

James Brown / It’s a Mother

複雑なリズムアレンジが超スリリングな大傑作ファンク「Mother Popcorn」を筆頭に「Mashed Potato Popcorn」「Popcorn wiht a Feeling」と、謎のポップコーン攻勢に打ちのめされる一枚。100枚くらいあるJBのオリジナルアルバムを漁っていく根性は僕にはありませんが、そうかといって編集盤で代表曲を押さえたつもりになって安心していると、ロングバージョン(というか本来のバージョン)やベスト盤にはまず入らないような激渋曲を聴き逃すことになるから厄介なのだ。「Mother Popcorn」の後半(パート2)ではメイシオが吹きまくってるし、インストの「Popcorn wiht a Feeling」は妖し気なほどクールな感触の渋いファンクで、いかにもレアグルーヴ的な一曲。困ったものです。