Moonriders / Moonlight Recital 1976 (2005)

Moonriders / Moonlight Recital

暗く聴いてください、というMCの通り徹底的にしっとり系で攻める前半が「君と旅行鞄」からスタートするため、ぱい〜ライダーズの連続性をすんなり受け入れられるライブになってます。個人的にはなんといっても「火の玉ボーイ」「スカンピン」と続くとこがハイライトだが、続けざま、はじめまして矢野顕子です、という衝撃的登場にもヤラレるし、細野晴臣との演奏も最高に楽しい。なんというか、タイトルにもあるリサイタルという言葉が妙にしっくりくるライブ。定型的なロックフォーマットの曲がほとんどなく、この時点ですでに普通じゃない音楽集団であったことがよくわかる。ラストワルツと同年、我が国でこんなことが行われていたのだなあ、と感動する。